ファスティング(断食)で糖尿病改善するコツを教えて!
糖尿病になった!改善したい!てっとり早くファスティング(断食)はどうだろう?と思う人は多いと思います。
実は私も太めで糖尿病予備軍ですが、プチ断食を数回したことがあります。
体重が減って体だけでなく心も軽くなった気がしましたよ。
目次
ファスティング(断食)の本来の目的
最近流行りのファスティング(断食)ですが、体重を減らすことを目的としているわけではありません。
ファスティング(断食)の1番の目的は、毎日毎日食物が入ってくる体内で、休むことなく働き続けている内臓器官などを、
いったん休めること、そうして代謝酵素の働きを良くして、今までに貯めこんできた不要なものをデトックスしようというものです。
つまり、胃、小腸、大腸、肝臓、腎臓、すい臓などの内臓に毎日負担をかけている分、一度食事をとめて負担を軽くし、
毒素や老廃物を除去していこうというものです。
ただし。
どんなに身体にとって良いことでも、一度に変化を起こさせますので、体内と脳で混乱が起こります。
つまり、ストレスもかかるのです。
想像してみてください。
いくら、自分の為を想って、と言われても、ある日突然、今までの仕事を取り上げられてしまっては、混乱しますよね?
心の準備、今までの引き継ぎ、これから違う仕事をする為に環境を整える、といった準備が必要なように、ファスティング(断食)に入る前にも準備が必要です。
効果的なファスティング(断食)をする為に必要なことですので、
そのことに関しては後程説明することにしますが、実は、糖尿病の人はファスティング(断食)は、あまりお薦めできないのです。
特に、糖尿病で「薬を飲んでいる」人や「インシュリン注射」をうっている人は、ファスティングは行なってはいけないと思います。
なぜなら、低血糖になる危険性が高いからです。
断食ではなく、医師の指示に従った低カロリーでのバランスが良い食事をきちんととって間食をしないことが大事です。
糖尿病薬を服用中にファスティングをお薦めできない理由
服薬中の糖尿病の方は、毎日、血糖値が上がるような食事をするということを前提に考慮され、投薬で、無理矢理血糖値を下げている状態です。
そのような状態で、なんとか痩せようとして、急激に断食してしまうと、低血糖を起こしてしまう危険性がとても高いのです。
長年かけて癖づいた習慣を、1日で沢山変えろ、と言われると、心身ともに疲れてしまいませんか?
身体の臓器一つ一つにも長年の癖があります。
糖尿病の方は特に臓器1つ1つに負担をかけています。
そこに、短期間で違う状況に持っていくのは、それはそれで負担なのです。
ファスティング(断食)をする覚悟があるのなら、ゆっくりと生活改善してゆく力もあるはずです。
むしろ、そちらの方が簡単です。
急がず、慌てず、自身の生活の根本改善を実践し、継続的に続けて、健康でいれるよう習慣にしてゆくことが、
本来一番望ましいと思います。
和食メインで低カロリーの食事を習慣にするといいわけです。
ファスティング(断食)をすると体内で何が起こるか?
まず、ファスティングに限らず、どんなダイエットでも、体重が減るということは、身体の中で何が起こっているかを考えましょう。
ざっくり簡単に考えると、1日に摂取するカロリーが、1日に消費するカロリーより下回った場合、不足している分を、身体に蓄積している体脂肪を燃やすことで補います。
体脂肪を燃料にして消費活動をする、ということです。
つまり、その結果、体重が減るのです。
ファスティング(断食)期間中は、食事をしないのですから、当然、1日に摂取するカロリーがとても低くなります。
そうすると、身体に蓄積した体脂肪を燃焼していきます。
故に、ファスティング(断食)前とファスティング(断食)後を比べると、体重は当然、一時的に減少します。
もちろんファスティング(断食)にはダイエット効果があります。
短期的なファスティング(断食)で体重を減らすことを、1番の目的とはしていません。
先ほども書きましたが、内臓を休ませる、ということを目的としているのです。
短期間で体重を落としても、生活習慣を変えることができなければ、また必ずリバウンドします。
糖尿病には、いったい何が必要かをまず考えてみてください。
ダイエットにはファスティング(断食)のような食事制限を行う短期的なダイエットだけでなく、
筋トレ、ウォーキングやランニングなどの運動を続けて身体の代謝をあげたり、
1日の消費カロリーを1日の摂取カロリーより大きくすることで体重を減らすこともできますよね。
他の方法を試してみることはできないか?を考えなおしてほしいと思います。
お待たせしました。
ファスティング(断食)で糖尿病改善するコツ
そうは言っても、糖尿病だけど薬も出ていなくて食事制限と運動指導のみだけで太っているから、ファスティング(断食)に挑戦するのだ!という方や糖尿病予備軍だし太っているからなんとかしたい人のために、
ファスティング(断食)で糖尿病改善するコツをお伝えしたいと思います。
試しながら数値の確認は必ず
体脂肪率などがわかる体重計に毎日乗ることは、とても効果的です。
糖尿病の方が、ファスティング(断食)を成功させるには、さらに体重計に加え、定期的に自宅でも血糖値を測ることが必要になってくるでしょう。
運動でも、食事でも、何か実践したことに対して数値で変化がみえるとやる気がでるものです。
また、糖尿病の方にとっては、リスクが高い為、実際の血糖値がどうなのか?というのを意識しながら行うことは、やる気を促進するとともに、リスクマネジメントとしても必要な気がします。
ファスティング(断食)をすることによる身体の変化が「異常」なのか、
それとも「ファスティング(断食)による好転反応(吐き気や吹き出物、など一見悪化したようにみえる症状でも、内側から悪いものが出た、というような良い反応のこと)」なのか、最初はわかりにくいと思います。
身体に変化を感じたときはその都度、そして、基本的には同じ条件で定期的に測定するのが良いと思います。
異常値に傾いた場合は、方法が間違えている、ということです。
家庭で測定できる血糖値測定器は売っています。
お手軽・気軽・・・ではないのですが。
食後の血糖値測定としては、食後2時間後が状態の安定がみられ、変化を把握するのに良い、とされています。
測定する回数が多ければ多い方が望ましいものの、コストも時間もかかる為、毎週何曜日、というように決めて、
週に数回計測してゆくのはいかがでしょうか?
ファスティング日数の決め方
ファスティング初心者やデトックス効果を期待する方は、まずプチ断食の断食日数1日〜2日が良いです。
私もこれでしたが、危険性も少なくてストレスもなく実践できましたよ。
酵素ドリンクと野菜ジュースで成功しました。
デトックス&脂肪燃焼をしたい方、でもファスティングに不安がある人は、断食日数3日〜4日にチャレンジをどうぞ。
とにかく脂肪燃焼をさせたいという方は、断食日数5〜6日。
身体のメカニズムを考慮すると、これくらいまでが妥当かな、と思います。
ただし、4日以上のファスティング(断食)は、必ず専門家と一緒に行って下さい。
一人ですると健康な人でも危険です。
そして、ファスティング(断食)日数と同じだけの日数の準備期間と回復期間を、ファスティング(断食)期の前後に用意します。
準備期間・断食期間・回復期間 とスケジュールを考える
さて、最初にも書きましたように、ファスティングに入るには、準備期間が必要です。
また、ファスティング後の回復期間も必要なのです。
この3つの期間がありますので、ご自身のスケジュールと合わせて始める時期を考えましょう。
これから忘年会が増える時期です。
断れるものとそうでないものがあるでしょうから、やみくもにスタートさせても、継続できなかった、
などという中途半端なことが起こらないよう、先のスケジュールも考慮した上で取り組みましょう。
準備期間のポイント
ファスティング中の効果を充分に発揮するための期間です。
ファスティング期間に向けて、少しずつ食べる量を減らしていきます。
準備期間は、実際にファスティング(断食)する期間と同じ日数用意しましょう。
基本的には和食にしていきます。
「ま・ご・わ・や・さ・し・い」をご存知でしょうか?
「豆・ごま・わかめ・野菜・魚・しいたけ・いも」となっています。
もっと詳しく知りたい方はこれらの種類に分類される食材を調べて料理を工夫してみて下さい。
準備期間の終了2日前までには、肉・魚・乳製品を完全にやめてしまいます。
そして準備期間最終日は、お粥・梅粥などのみにします。
お気づきかと思いますが、準備期間が3日の場合は、結構すぐに肉などをやめなければなりません。
酵素ドリンクを慎重に探す
今、ファスティング(断食)ははやりですので、世の中には沢山の酵素ドリンクが売っています。
安いもの、美味しいもの、につい手を出してしまいそうですが、ちょっと待って下さい。
世に多くある酵素ドリンクの中には、人工甘味料が入っているものや、白糖やはちみつを使っているもの、
酵素液を糖液なので薄めている酵素ドリンクもあるのです。
これらは特に糖尿病の方には絶対にNGです。
添加物が入ってないもの、原液100%のもの、など、それぞれの酵素ドリンクの特徴を調べてから選んで下さい。
基本的には、これだけ世間に騒がれている、ということは「商売になる」という多くの会社の戦略があります。
メディアに流されないよう、情報過多で混乱しないよう、冷静に判断して選んで下さい。
◆では、何が良いの?と言われたら、優光泉(ゆうこうせん)酵素ドリンクが安心だと言えます。
完全無添加で内容も安心できてマクロビ理論でできていてカロリーも低くめだからです。
口コミ評価も高く、実際にわたしも飲んでみたら基礎代謝がアップして痩せやすくなりました。
糖尿病予備軍のわたしは優光泉(ゆうこうせん)で1日のプチ断食のみ実践しました。
十分に効果を感じたので初心者は、1日のプチ断食をおすすめします。
詳しくは、優光泉購入時に一緒に入っているパンフレットに方法が書かれていますよ。
なお、断食の勇気はないけど、間食しすぎているという方は、間食したくなったら優光泉を薄めたものを飲むのも効果的です。
→優光泉酵素で痩せない体もダイエット成功の口コミ
ファスティング(断食)期間
酵素ドリンクが決まったら、いよいよファスティング(断食)期間です。
ファスティング(断食)しながら、どのタイミングで何回酵素ドリンクを飲むかは、発売している会社によって色々違ってきます。
購入した先に、教えてもらい慎重にスタートさせましょう。
回復期間
固形物を何も入れずに数日間過ごしたため、胃腸は収縮しています。
徐々に食物を入れて行くことで、強い刺激で体調を崩す、という危険を回避します。
やったぁ!終わったー!やっと食べれる!!と急激に肉類などの動物性たんぱく質を食べると、
飢餓状態にあった胃腸は、どんどんと吸収しようとします、それも全力で。
リバウンドの大きな原因ともなりますから、注意が必要です。
回復期間はとても重要な期間と言えます。
回復食をしっかり行わないと、せっかくのファスティング(断食)は水の泡となってしまいます。
準備期間の逆の手順で、食事を増やしていきます。
そして引き続き野菜ジュースもゆっくり飲むといいです。
最初の固形食はおかゆがいいですよ。
回復食も、基本的には「ま・ご・に・わ・や・さ・し・い」で料理をつくりましょう。
せっかくファスティング(断食)にチャレンジしたのです。
味覚も変わっているでしょう。
スープなど固形が含まれていないものから、おかゆへと少しずつ増やすといいです。
そしてどうぞ、引き続き、このまま薄味・和食、というような身体に良いとされている食事を楽しみましょう。
そうすれば、当然、運動もしやすくなりますし、運動を生活に組み込みやすくなります。
繰り返しますが、私は、服薬中の糖尿病の方が個人の判断でファスティング(断食)をすることをお薦めしていません。
ファスティング(断食)をすると、普段、食事をとることでエネルギーとなっているものを、食事が入ってこない為に自分の中にため込んだ脂肪分をエネルギーとして使っていくのです。
それが、脂肪燃焼です。
良いことじゃない!と簡単に思ってしまうところに落とし穴。
ここからが重要です。
ため込んだその脂肪は、そもそも「不要な物」です。
あなたの身体を「病気」へと追い込んだ不要な物なのです。
つまり簡単に表現すると、新鮮な良い油ではなく、古い不要な汚い油です。
ファスティング(断食)による脂肪燃焼とは、その古い不要な汚い油を仕方なしに使って、エネルギーとし、消費活動を行うことになるのです。
つまり、その汚い油を使って消費活動をした際には、他の細胞・組織は汚れる、破損が起こる、ということが起こるのです。
多くの人が見落としているポイントです。
これが、私が1番、糖尿病の人がファスティング(断食)をしてはいけない、と思う所以です。
生命維持に必要なエネルギーとして「炭水化物」「タンパク質」「脂質」が挙げられます。
それらからつくられる良質な油ではなく、身体の中を病気にまで持って行ってしまった不要な油で無理やり身体を動かすのです。
イメージつくでしょうか?
以上のことから、糖尿病と診断されて糖尿病薬を飲んでいる人のファスティング(断食)はお薦めできません。
まだ薬は飲んでいないし食事療法のみの糖尿病や糖尿病予備軍の方は、そのリスクを理解した上で、どうしても短期間でなんらかの変化をおこしたい、行う必要がある、という方は以上にあげましたことを、自己責任で行ってください。
4日以上の場合は、極力ファスティングの専門家のアドバイスを貰いながら行うことをお勧めします!
まずは1日ですむプチ断食がおすすめです。
まとめ
血糖値測定器を購入し、定期的に計測しながら数値を励みに実施します。
酵素ファスティングは、無添加で天然100%のものを選ぶ。
私は完全無添加でマクロビ理論の優光泉(ゆうこうせん)が実際に飲んでみると効果的でよかったです。
詳しくは→優光泉で酵素ファスティング
準備期間・ファスティング期間・回復期間の日程を決めて、ご自身のスケジュールと組み合わせて実施。
特に、回復期間が重要で、引き続きなだらかに和食中心の良い食事生活の継続を心得る。
究極ですが、以上のような細かくこだわってファスティング(断食)が試してみてください。
なお日常生活で3ヶ月くらいを目処に、食事に気をつかい、運動をし、糖尿病を改善していくとより簡単で効果的です。
是非、無理して我慢してリバウンドするような危険な道ではなく、コツコツと改善させてください。
きっと出来るはずです。
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