糖質制限食が糖尿病の食事療法にいいのはなぜ?
日本人は白米を主食としています。
白米は高度に精製された炭水化物で、我々日本人は糖質に依存しやすい環境にあります。
糖質は血糖値を上昇させ糖尿病になってしまうので、血糖値をコントロールすることが大切です。
血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度で、炭水化物などの糖質を摂取することで上がってしまいます。
【糖尿病とは】
血糖値が高いままの状態が糖尿病です。
糖尿病になるとブドウ糖を分解してエネルギーにするインスリンの働きが悪くなります。
インスリンは、体内で血糖値を下げることができる唯一の物質です。
糖尿病は進行すると失明などさまざまな合併症を起こす、恐ろしい病気です。
進行を防ぐためには食事療法・運動療法・薬物療法がありますが、最も基本となるのが食事のあり方です。
糖尿病の方は個々の病状によって適正なエネルギー量の食事をして、食べ過ぎや偏食をしないバランスの取れた食事をすることが大切とされています。
【糖質制限で有効に血糖値をコントロール】
しかし、バランスの取れた食事では、なかなか効果が表れない場合があります。
血糖値を上昇させるのは主に炭水化物などの糖質であるため、そのような場合、糖質の摂取量を減らす糖質制限食が有効な血糖値のコントロール方法となります。
特に即効性があるのが、朝、昼、晩の三食とも白米・パンなどの主食を摂らない方法です。
主食の白米やパン、めん類以外にも、糖質の多いものは避けます。
糖質の多い食品は次のようなものです。
●いも類全般、カボチャ、トウモロコシ
●小麦粉を使用したもの…お好み焼き、餃子、ハンバーグなど
●糖質の多い果物…バナナ、メロン、ブドウ、パイナップルなど
●砂糖を使用した菓子類全般
●アルコール…ビール、日本酒
【糖質制限の副作用】
ただし急激な糖質制限は、病状によっては低血糖の発作を起こしたりするので、必ず医師に相談しましょう。
他にも一般的に知られている糖質制限の副作用としては、糖質の代わりに筋肉もエネルギー源として利用するため筋肉が減少してしまう、脳梗塞の発症率が高まる、などがあります。
また、日本人は遺伝的に白米を主食としてきたので、急激な糖質制限には未知数のリスクが潜んでいると考えられます。
できれば毎食少しずつ主食を摂る、または昼食だけは主食を摂る、というようなマイルドな糖質制限がおススメです。
血糖値が正常になっても糖尿病は治らないので、血糖値のコントロールは継続して行う必要があります。
糖質制限は初めはつらいようでも、慣れるととても取り組みやすい食事方法です。
日常的な習慣にするといいですね。
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